Surface Pro 11はIntelモデルで13インチ縦横比: 3:2の2880×1920、取り外し可能なNVMe SSD(2230)、メモリ32GBがCPUオンボードのIntel Core Ultra 7 プロセッサ 268V、NPUが40TOPS以上の「Copilot+PC」というやつだ。
Lenovo Legion Tab (8.8",3)は、8.8インチ 2.5K液晶 2560 x 1600、UFS 4.0ストレージ、メモリ12GBのQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサー (3.30 GHz)というまあまあなハイスペックAndroidタブレットだ。

ワイヤレスディスプレイも構築可能だが、ここではUSBを利用した有線接続で描画速度と安定性を狙う。
ということで、早速構築。
Legion Tabをひっくり返して上部のUSBポートに接続している。
Legion Tabは左側と下部の2箇所にType-Cポートを持っているのが便利であり、全体的によく考えられた作りをしている。

iPad mini 7もなかなかの完成度だが、8インチタブレットの中から一つだけ選べと言われたら、最大リフレッシュレートは165Hzでかつ(iPad miniはここが...)、バイパス充電も可能であるなど柔軟性が高いLenovo Legion Tabを筆者なら選択する。

また、Surface Pro Flex キーボードを利用しているが、最大メリットは、非ドッキング状態でもワイヤレスでキー&タッチパッド操作ができることだ。
Surfaceから距離をとることができれば、マルチディスプレイであれば、双方のタブレットの中心でキー&パッド操作できるのは快適だ。

一般的なオペレーティングでは、さすがUSB接続であるためワイヤレスディスプレイと比べて遅延は感じない。
しかし、PCのディスプレイポートから直接出力しているわけではないため、もちろん遅延は存在する。
ということで、動きの激しい崩壊スターレイルをウィンドウモードで、Surface ProとLenovo Legion Tabの間において、遅延を確認してみた。


Surface Pro 11のオンボードGPU(Inte Arc)でここまで動いてしまうのは、何度も言うが脅威であり、評価すべき点だ(崩壊スターレイルとZZZの記事&動画も別途アップしている)。
● <ゼンレスゾーンゼロ ZZZERO>

● <崩壊スターレイル>

実際にどのくらいの遅延が発生するかを目視するために動画も撮ってみた(以下のリンク)。
ちなみに双方とも電源接続はしていない。
● <USBマルチディスプレイの描画遅延を動画で確認>


モバイルでマルチディスプレイをするならこの
・Surface Pro 872g
・Lenovo Legion Tab 350g
・キーボード(任意)
の組み合わせだろう。
クルーズ旅行はこの組み合わせで決定だ。
