Win11で終了操作を禁止された状態からWindowsを終了するには

別記事でWindows 11で終了/再起動を抑止する方法を説明しましたが、実際に就業時間の終了やシステム改変時などにWindows 11のシャットダウンや再起動を行いたい場面はもちろんあります。
このような場合には、コマンドプロンプトから電源操作を実行することができます。また、この手順は旧Windows OSをホストとしたリモートデスクトップでの電源操作にも活用することができます。

○設定手順

Windows 11 コマンドプロンプトで電源操作を行うには(終了操作を抑止した状態でWindows 11を終了するには)
☆「ファイルを指定して実行」に「CMD」と入力して「Enter」キーを押します。「コマンドプロンプト」が起動します。



☆コマンドプロンプト上で、「SHUTDOWN /[任意コマンド]」と入力します。任意コマンドについては、下表を参照してください。
Windows 11 コマンドプロンプトで電源操作を行うには(終了操作を抑止した状態でWindows 11を終了するには)
☆「SHUTDOWN /R」を実行した場合の画面。一定時間経過の後に指定コマンドを実行するゆえのメッセージが表示されます。Windows 11は指定の終了操作を実行します。

○「SHUTDOWN」コマンドのオプション

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/L ログオフ

/S シャットダウン

/R 再起動

/T** 指定動作までのタイムアウト秒数を指定します。

/A シャットダウンを中止します
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■本記事執筆者:
時短×脱ムダ 最強の仕事術 1日が27時間になる一生役立つ「最強スキル」 ●Windows書籍を50冊以上の著者、あるいはその書籍のメインアシスタントが本記事を執筆。著者最新のWindows執筆書籍は 「Windows 11完全ガイド」(SBクリエイティブ)
●Microsoft認定ITプロである、Microsoft MVP(2006 - 2025)取得者、あるいはWindows Insider MVP全期間取得者でもある。
●Windows関連のWebサイトを7つ運営( Win11.jp , Surface.jp , Win10.jp ...etc)。 Windowsの操作やショートカットキーを解説したオンライン講義では、受講者満足度評価10点満点中、平均8.9点の高評価を得る。