今回はダイヤモンドプリンセスとMSCベリッシマのメインレストランの比較について解説しよう。
メインレストランの比較とは、料理のおいしさのほかに、時間の自由度のほか、実際にレストランでゆっくり楽しめるかなども加味する。
なお、比較を行う前にダイヤモンドプリンセスはプレミアムクラスであり、MSCベリッシマはカジュアルクラスであることは忘れてはいけない。
MSCベリッシマはとにかく港湾税が高いためトータルで日割りするとダイヤモンドプリンセスと似たような価格になることもあるのだが(もちろん日程や航路などにもよる)、「クラスが違うものを比較しようとしている」ことは、まず承知してほしい。
ちなみに、 ダイヤモンドプリンセス vs MSCベリッシマ vs コスタの【ハンバーガー対決!】については、以前の記事で紹介している
(ちなみに今回のメインレストラン比較記事において、コスタネオロマンチカを含めるのは論外と考えたため含めていない)。
料理についてはビジュアルで比較すれば明確なので、まずは写真を見てもらおう。
●パスタの比較
●サラダの比較
●ケーキの比較
前者がダイプリ、後者がMSCベリッシマである。
写真のチョイスにもよるので、この写真から絶対的な評価を下してほしくないが、正直ワンランク以上見た目も味も違う。
また、筆者がMSCベリッシマに乗船したタイミングでは、「仔牛オッソブーコ」「ロブスター」が登場した。
仔牛のほうはおいしかった。が、ロブスターは名前としては食べないわけにはいかないものの、味と食感でいえばおすすめできない代物だった。
そして、以下はサーロインステーキの比較になる。
前者&後者ともに「MSCベリッシマで同じ日のディナーに出されたステーキ」だ。
かたや塩味が強く肉も焼き過ぎで固くおいしくなく、かたやちょうどいい焼き加減でおいしかった。正直、当たりはずれが同じ料理でもかなりあった。
ちなみに、ダイプリのレストランには無料のタップウォーターがあるが、MSCベリッシマはない。
MSCベリッシマは、基本お金を払わなければレストランで水も飲めないのだ
(ドリンクパッケージについての解説は別記事参照)。
そして、ダイプリはレストランの場所や時間をアプリで「自由に予約できる」のに対して、MSCベリッシマは場所も時間も「勝手に割り当てられる」という点も痛い。
☆ダイプリではディナーにおけるレストランや時間を自由に設定できる。予約番号さえ手に入れれば、画面の通り乗船前から予約可能だ。
☆MSCベリッシマではレストラン&時間とも自身で選択できず、機械的に割り当てられたものを受け入れる必要がある。ディナーに21:30が割り当てられた場合、その時間まで夕食を待つことが耐えられないという人もいるだろう。
なお、レストランで食べなくてもよいのがクルーズ船である。
ビュッフェで好きな時間に・好きなものを・好きな量だけ食べるという選択や、レストランで少しだけ食べて後はビュッフェなどの選択もできるため、レストランの良し悪し=クルーズ船の魅力ではないことは述べておく。
MSCベリッシマのビュッフェについては、別記事にアップしている。
MSCベリッシマのクルーズアプリ「MSC for me」であらかじめ夕食のメニューを参照できるため、メニューを見て食べたいものがあるときはレストラン、それ以外はビュッフェというのもよいだろう。
この記事執筆後、またもダイヤモンドプリンセスに乗船したため、情報をアップデートして、また新たな記事を掲載する予定だ。
☆MSCベリッシマのクルーズアプリ「MSC for me」で本日のディナーを確認。目当てのものがなければビュッフェでよいだろう。