Windows 11でデータ保存用などで新たに領域を増やしたい場合には、新規にSSD・ハードディスクを購入するのも手ですが、現在システムドライブに空き容量があれば、システムドライブを縮小することにより、新たな領域を増やすことができます。
手順としては、空き容量のある領域のサイズを縮小して、空き領域を作った後に、新しい領域を作成する形になります。
なお、SSD・ハードディスク内の重要なファイルはあらかじめバックアップしてから操作を行うようにします。
○設定手順
☆タスクバーの「検索」をクリックし、検索ボックスに「ディスクの管理」と入力し、検索結果から「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」をクリックします。
☆「ディスクの管理」が起動します。
デスクトップ操作をしばらく行わずにパソコンを放置した後、再びデスクトップ操作を行おうとすると、しばらくレスポンスが悪くなる場合があります。
これは、Windows 11の省電力機能が自動的に働き、SSD・ハードディスクを省電力している状態から復帰させる際のタイムラグです。
放置した後もスムーズにデスクトップ操作を行いたい場合には、SSD・ハードディスクの省電力機能を停止するようにします。
○設定手順
☆コントロールパネル(アイコン表示)から「電源オプション」を選択します。現在選択している「お気に入りのプラン」から「プラン設定の変更」をクリックします。
Windows 11のエクスプローラーの標準設定では、一般オペレーティングで必要のないシステム系のファイルは表示しない設定になっています。
しかし、システム系の動作確認や、カスタマイズを行う際には、表示しないと設定に支障が出る場合があります。
システム系のファイルを表示するには以下の設定を適用するようにします。
○設定方法
☆コントロールパネル(アイコン表示)から「エクスプローラーのオプション」を選択します。
Windows 11を触れる人が勝手に電源操作を行えないようにするためには、電源関連操作を消去して、ユーザーによる電源操作を抑止します。
該当パソコンの電源操作(シャットダウンや再起動)を実行されてしまうと、困るような状況で適用します。
○設定手順

☆「ファイル名を指定して実行」に「GPEDIT.MSC」と入力して「Enter」キーを押します。「ローカルグループポリシーエディター」が起動します。

別記事でWindows 11で終了/再起動を抑止する方法を説明しましたが、実際に就業時間の終了やシステム改変時などにWindows 11のシャットダウンや再起動を行いたい場面はもちろんあります。
このような場合には、コマンドプロンプトから電源操作を実行することができます。また、この手順は旧Windows OSをホストとしたリモートデスクトップでの電源操作にも活用することができます。
○設定手順
☆「ファイルを指定して実行」に「CMD」と入力して「Enter」キーを押します。「コマンドプロンプト」が起動します。
☆コマンドプロンプト上で、「SHUTDOWN /[任意コマンド]」と入力します。任意コマンドについては、下表を参照してください。
Windows 11 の「Windows Update」は、更新プログラムを自動的に導入することができますが、システム系の更新があった場合には、再起動」が実行されることがあります。
再起動の際にはダイアログが表示され、猶予時間が与えられますが、サーバー利用のパソコンではメッセージを確認できないまま再起動が実行されてしまうことも考えられます。
作業の中断や自動的な再起動は困るという場合には、以下の設定を適用します。
○自動更新による再起動を抑止する設定
☆「ファイル名を指定して実行」に「GPEDIT.MSC」と入力して「Enter」キーを押します。「ローカルグループポリシーエディター」が起動します。
Windows 11での「セーフモード」の通常の起動方法は、キー入力のタイミングが難しく、うまく起動できない場合があります。
Windows 11 のデスクトップ上で、次回の起動モードを指定した上で、セーフモードを起動したい場合には、以下の設定に従います。
なお、以下の設定を適用すると常にセーフモードで起動します(通常モードで起動しなく)。
セーフモードの起動解除を行うには、下記と同様の手順で「セーフブート」のチェックを外すようにします。
○設定方法
☆「ファイル名を指定して実行」で「MSCONFIG」と入力して「Enter」キーを押します「システム構成」が起動します。
Windows 11やWindows 11上で動作するアプリは、作業用の一時ファイルとして「テンポラリファイル」を作成して、ストレージ(SSD・ハードディスク)内に累積していきます。
テンポラリファイルがSSD・ハードディスク上に増えていくと、ディスクの空き容量を圧迫し、時にはシステム動作が遅くなったりするのですが、そのような状態を解消するには、不要なテンポラリファイルを消去するようにします。
○実行方法
☆エクスプローラーの「PC」から任意のドライブを選択し、「もっと見る」-「クリーンアップ」をクリックします。
Windows 11のドキュメント系のフォルダーはCドライブに配置されています。
この「ユーザードキュメント(ユーザーのファイル)のドキュメント」や「デスクトップ」を任意のターゲットフォルダーロケーションを変更したければ、以下の手順に従って設定します。
「ダウンロード」「お気に入り」など、ほとんどのユーザードキュメントの保存場所を変更することが可能です。
○移動手順
☆「Windows(ウィンドウズキー)」+「E」キーでエクスプローラーを起動し「PC」を選択します。「Cドライブ」-「ユーザー」-「(ユーザー名)」と選択します。移動したいユーザードキュメントを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。