約2700人乗船できるダイヤモンドプリンセスだが、今回のクルーズ乗客の内訳は約1000人が日本人、その他は外国人客であり(簡単な出身国の内訳を聞いたが満席であったかは不明、筆者予約時にはほぼ満席とは言われた)、船内を歩くと外国人客と遭遇することの方が多い(数字修正)。
<前回記事はこちら>
またクルーズ旅行は1週間前後の旅行になるため、日程にもよるが日本人はやはり65歳以上のいわゆる勤め上げた人がメインだ。実際に今回乗船したダイヤモンドプリンセスはGW明けということもあり、日本人は70歳前後と思しき方が多かった。
そしてこのように乗船客の平均年齢が高いにもかかわらず、日程の確認や寄港地の情報、イベント情報、ディナーの予約、各種サービスは基本的に船内Wi-Fiに接続して(通信環境は次回以降で記述)「スマホアプリ」からの確認・発注が必要になる。
乗船前に個人情報や自分の写真やPCR検査の結果(現在は廃止)なども、あらかじめスマホアプリにアップロードして事前準備を終えておかなければならない。ネット予約の場合には紙の郵送物は一切なく、すべてPDFなどのデジタル情報の確認とその内容の理解が必要だ。
Surfaceを連れてクルーズ旅行に行ってきた。
まずは「クルーズ旅行とは何ぞや」について簡単に触れておこう。
※連載記事の一覧は
コチラ
筆者が乗船した「ダイヤモンドプリンセス」は、乗客定員2706人の大型客船で、全長が290mほどある。プール・劇場・カジノ・レストラン・バー・ショッピング・スパ・ジムなどの様々な船内施設があり、自由に楽しむことができる。
ちなみに、客室使用料・航海運賃・食事代(ビュッフェやディナー)・船上でのエンターテイメント(ショー)はすべてクルーズ料金に含まれるため、いわゆるおいしい料理やプール・観劇などは追加料金なし(つまり無料)で楽しむことができるのが特徴だ。
今回のダイヤモンドプリンセスでのクルーズ旅行の中でも感心したテクノロジーがウェアラブルデバイス「メダリオン」である。
メダル型端末であるメダリオンは、ダイアモンドプリンセルのスマホアプリと紐づく形で、基本的な船内でのサービスをすべて利用できる。優れモノなのが「船内でのほぼ完全な位置情報把握」ができる点で、例えばドアロック解除は「非接触」で行うことができる。
これは体験してみないとわかりにくい部分だが、実際はメダル型端末をドアにかざすのではなく、位置情報を把握しているので近づくだけでドアのロックを解除、またドア横に設けられたディスプレイに「何者か(自分)」を写真で表示してくれる(自室に近づくだけで、スマホアプリに登録済みの自分の写真がディスプレイに表示され、ロック解除)。
ダイヤモンドプリンセスでは、ディナーの予約やディナーの食事内容、パートナーの位置情報確認、船内チャット、ルームサービスなどはスマホで可能だ。
各種サービスは部屋に備え付けのテレビでも可能なのだが、使いにくいリモコン操作よりも場所を選ばず手元で操作できるスマホのほうが便利なのは言うまでもない(下はスマホ画面、イベント情報や食事の内容も確認できる)。
船内移動において絶対に手放してはいけないのはメダリオンであり(過去記事参照、これがないと自室に入れない、ディナーなどの入場でも必要)、スマホは必須ではない。
ただし、フレキシブルにサービスを受けたい、部屋の外でパートナーの位置を確認したい、ビュッフェ会場でちょっとつまみ食いしてしまったんでディナーの予約を変更したい等の場合、結局スマホは手放せない。
筆者はプールや海に浮かんでいることを好む。ということで、以前のコスタクルーズでは水着を持って行ったのだが、陽光の中でも洋上の冷たい風が吹き抜けるプールは寒すぎた。
数日は我慢して浸かったが、よく考えてみると、なぜわざわざクルーズ旅行にまで来て修行僧みたいなことを・・・ということで、結局その後はプールに入ることをやめてしまった(下画面はコスタネオロマンチカのプール、塩水かつ極寒だった)。
ダイヤモンドプリンセスにおいても、以前のコスタクルーズと同じような航路&同時期のクルーズ旅行であったため、今回は荷物を減らすためにも水着はもっていかなかった。
しかし、ダイヤモンドプリンセスには「屋根付きプール」があり、これがものすごく快適だ。陽光は取り入れた上で海風は吹き抜けないので、つまりは十分に暖かいのだ。
温度もちょうどよく、海を眺めることもできるため、水に浸からないまでもプールサイドでゆっくり過ごすのもよい。
クルーズ船に乗船する際、どのような服装を用意すべきかは、最初はだれでも迷うものだが、実はクルーズ船によって同じ「フォーマル」でも意味が異なるということを知っておくとチョイスが楽になる。
フォーマルデーにおけるドレスコードなどは、いったいどんな服装をすればよいかと迷うかもしれないが、例えば男性におけるタキシードなどはダイヤモンドプリンセスでは堅苦しすぎる。非常に割り切った言い方をすれば、男性はスーツ(ダークスーツ)、女性はドレスや着物などの服装でよい。
Surface Proの長期レビュー、ARM機の特徴や使いこなし、5G SIMやAPNの設定、テザリング(モバイルホットスポット)、タブレットテクニック、Surfaceの歴史などの記事の一覧は
「橋本情報戦略企画Web」
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かつてWindowsには「32ビット版」と「64ビット版」が存在したが、Windows 11では「64ビット版」のみになった。
ちなみにARM Surface Pro 9 5GもARM64であり「64ビット版Windows 11」である。
さて、ARMで動くWindows 11といえば、当然中身はIntel/AMD対応の通常のWindows 11とは構造は違うのだが、Windows 11の中で仮想マシンのWindows 11が動き、アプリテストなどを簡単に実行できる「Windowsサンドボックス」はARMでも利用できるのだろうか?
Surface Proの長期レビュー、ARM機の特徴や使いこなし、5G SIMやAPNの設定、テザリング(モバイルホットスポット)、タブレットテクニック、Surfaceの歴史などの記事の一覧は
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SurfaceシリーズやSurface Proのタイプカバーに搭載されているタッチパッドは「高性能タッチパッド」であり、タッチパッドだけで様々な操作が可能だ。
例えば、3本指タップで「検索」を開くことができ、3本指上スワイプでタスクビュー、3本指下スワイプでデスクトップの表示、3本指左右スワイプ「アプリの切り替え」、4本指タップで「通知センター」を開くことができる。
歴代のタブレットタイプのSurface をすべて触ってきているので、まずは簡単に「Surfaceの歴史」について語ろう。
スレートPC(当時はスレートという言葉が使われていたが、いわゆる「タブレット」、なおシステム情報上のフォームファクターの表記は「スレート」である)として最初に登場したSurfaceは、実はARMアーキテクチャの「Surface RT」である。
一般的に初代とされる「Surface Pro(Intel CPU搭載)」とより早く登場したSurfaceであり、初代Surface Proと同じ筐体である。
以下の写真は、11年前登場した最初のSurfaceである「Surface RT」だ。
当時直輸入したモデルである(ちなみに日本での発売はProより遅かった)。
クルーズ旅行の通信事情は気になるものだが、果たしてどのようなものなのだろうか?
ダイヤモンドクルーズでの通信事情を語る前に、比較としてコスタクルーズの洋上での携帯回線のつながりについて触れておこう。
筆者は以前、コスタクルーズにて今回のダイヤモンドプリンセスと似たような航路(横浜→大阪→(終日クルーズ)→済州島→鹿児島→(終日クルーズ)→晴海ふ頭)を経験している。洋上にいても携帯回線は約3分の1の時間はつながっているという感じで、すくなくとも「1日の間に全くつながらなくて困った」ということはなかった(ローミングオフ)。
上記マップは「コスタクルーズ」にて事前に示された航路だ(現在上記航路のコスタクルーズは存在しない)。しかし、実際には大阪から済州島に向かう際には関門海峡を通る形の航路であった(予定されている航路が守られるとは限らない、という点がポイント)。
このようにコスタクルーズの航路はそもそも陸に近い洋上であることが多く、対馬→済州島間ではつながらなかったものの、他の洋上では常時ではないもののまあまあつながるため、正直通信に困らなかった(下画像はコスタ+関門橋、ぎりぎり通過)。
さて、ではダイヤモンドプリンセスにおける「横浜→(終日クルーズ)→長崎→済州島→鹿児島→(終日クルーズ)→神戸」のクルーズはどうであったかというと、「2日目の終日クルーズ」は携帯回線がほぼつながらなかった。
通常のWindowsノートPCはIntelかAMDのCPUを搭載するが、
Surface Pro 9 5Gに搭載されるCPUは「ARM」である。
ちなみに、いままでのARMモデルは「Pro X」などネーミングを分けていたが、今後登場するSurfaceはIntelモデルとARMモデルで同じ名前になることが予想できる。
逆から言えば、ARMであることを意識せずに使えるようになったとも言えるのだ(この辺は今後の連載で)。
この「ARMを搭載している」ことを示すいくつかの画面をピックアップして紹介しよう。
まずは基本中の基本、[ウィンドウズキー]→「X」→「Y」で「バージョン情報(システム)」の表示。
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ARM Surface Pro 5Gの
プロセッサは「Microsoft SQ3」と表示され、またシステムの種類が「ARMベースプロセッサ」であることがわかる。
「デバイスマネージャー」でARM Surface Pro 5Gを確認。
ARMベースであること、ストレージが「KIOXIA」、GPUがクアルコムの「Adreno(アドレノ)」、プロセッサが8コアであることなどがわかる。
Surfaceの連載最新記事は
●Win11jp(https://win11.jp/)
●Surface.jp(https://surface.jp.net/)
で連載中
ARM Surface Pro 5Gはモデル名でもわかる通り5G通信に対応し、SIM/eSIMの双方とも利用できる。
物理SIMを利用したい場合には、キックスタンドを開閉した内側にあるSIMスロットにSIMを差せばよい。
ちなみにここを開けると「ストレージ(NVMe SSD)」も見えるが、このストレージにアクセスできるメリットはそのうち解説しよう。
今回は手持ちのpovo 2.0を差してみた。APN設定を行えばもちろん通信が行える。ちなみにpovoのAPN設定は非常に簡単だ。
Surface Pro 9はUSBポートとしてType-Cを採用しており、このUSB Type-Cで様々な周辺機器を活用できる。
Surface Pro 9は薄型であるためUSB Type-Aを搭載しないことを考えると、USB Type-A変換ケーブルなどが欲しくなるが、どうせなら複数のUSB Type-Aデバイスを接続できるUSBハブや有線LANやHDMIポートなどがついているとなおよい。
◎Type-Aとともに「有線LAN」を確保したい
筆者はELECOMのEDC-GUC3H-B(現在販売されているのは「EDC-GUC3H2-B」でもうちょいスリム)を長年愛用している。USB Type-Aを3ポート確保したうえで、有線LANを確保できるので便利だ。
◎HDMI&有線LAN&PD&3.5mm4極ミニジャック&USB Type-A&PDをすべて確保したい
Surface Proにおけるタイプカバーはかなり進化している。
キックスタンドを持つSurface Proのキーボードは薄型ではあるものの、初代モデルはキーボードに角度をつけることはできなかった。
画面は初代~中期~現在のタイプカバーの比較だ。
なお、初代は手持ちの関係上「タイプカバー(キーストロークがあるカバー)ではなく、「タッチカバー(キーストロークなしモデル)」だ。
Windows 11のSモードを解除する方法。
まず「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認。
「Windows 11 Home in S mode」が最終的に「Windows 11 Home」になればよい。
「設定」→「システム」→「ライセンス認証」を選択。
「Sモード」をクリック。
Windows 11のシステム情報を確認したい場合には、
ショートカットキー[ウィンドウズ]キー+[R]キーで「ファイル名を指定して実行」を表示。
「MSINFO32」と入力して、「Enter」キーを押す。
「システム情報」でWindows 11のシステム全般を確認できる。
「OS名」「OSビルド」「システムモデル」「 BIOSモード」「システムモデル」「プラットフォーム」「Hyper-V」などの確認ができる(画面はMicrosoft社製「Surface」)。
Windows 11の「設定」で露呈するPC型番(モデル名)。
この仕事していると、PCの型番表示は意外と困るときあるんだよな・・・